令和6(2024)年公示地価の発表

 国土交通省が3月26日発表した1月1日時点の「令和6年地価公示」は、全国の 全用途で前年比+2.3%(2023年+1.6%)となり、3年連続で上昇しました。住宅地の平均変動率は+2.0%(23年+1.4%)、商業地の平均変動率は+3.1%(23年+1.8%)といずれの用途も3年連続で上昇するとともに、上昇幅も拡大しました。

 山形県の全用途の平均変動率は+0.2%(23年+0.3%)と僅かに上昇幅が縮小しました。全用途の平均変動率は、令和5(2023)年に平成10(1998)年以来、25年ぶりにプラスとなって以降2年連続のプラスです。住宅地の平均変動率は、+0.3%(23年+0.4%)と3年連続で上昇しましたが、上昇幅は僅かに縮小しました。商業地の平均変動率は±0.0%(23年△0.1%)と平成5(1993)年以来、31年ぶりに横ばいとなりました。市町村別では、山形市の住宅地の平均変動率が、+1.1%(23年+2.1%)と前年の約半分の上昇に留まりました。建築費の高止まりなどを背景に持家の住宅着工件数が2023年は前年比△12.3%の606戸とコロナの影響により大幅減となった2020年を下回っています。(詳細は山形市の住宅着工統計をご参照ください。)さらに、日銀のマイナス金利解除が及ぼす影響も懸念材料と言えます。

住宅地商業地全用途平均
山形県+0.3%
(+0.4%)
±0.0%
(△0.1%)
+0.2%
(+0.3%)
全 国+2.0%
(+1.4%)
+3.1%
(+1.8%)
+2.3%
(+1.6%)
( )内は前年値

 

個別の地点につきましては、山形県のホームページ<外部リンク>をご覧ください。